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偏光板フィルムPolarizing Film入射光と反射光の波長を打ち消すことにより、太陽光や蛍光灯による映り込みや、タッチパネル製品の表面上における光の反射を抑えることができます。
- 対応:
- 抵抗膜タイプ
- 静電容量タイプ
入射光を大幅に削減。
反射光を大幅に遮断する
飛び込む光を回転させて吸収、反射する光を大幅に遮断することで明るい環境下でも画面を鮮明で見やすくするフィルムです。 フィルタの方向により、反射光の光量をコントロールすることができる為、光を大幅にカットすることができます。 空気などによる乱反射も抑えるため、コントラストが高く、色再現性が高い映像を画面で見ることができます。
偏光板フィルムの原理と仕組み
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入反射・乱反射光の量をコントロール
自然光は光の振幅や大きさ、方向はばらばらですが、ある規則に従うものを「偏光」と呼びます。その偏光が一方向にあるものを「直線偏光」と呼び、偏光の振幅が時間経過を伴い位相差 で円を描くものを「円偏光」と呼びます。偏光板フィルムは入射で右、もしくは左に回転する光だけを透過させ、反射する光を内部で遮断することで余分な外光をカットすることができます。
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光を遮断して画面を鮮明に映す
全方向に振動している光は、ある1方向の光を吸収する偏光板を通過する事で、直線偏光に変換され取り込まれます。 取り込まれた偏光は、波長板(1/4λ板)を通過する事で円偏光(右回転)に変換され、LCD表面で反射するタイミングで左回転となり、 右回転の円偏光しか通さない波長板で、入射時同様に直線偏光に変換後、偏光板で吸収・遮断される為、タッチパネル内外部での反射を防ぎます。
活用事例
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カテゴリ 事例 使用製品 抵抗膜方式タッチパネル
偏光板フィルム採用業界 ガソリンスタンド 用途 サービスステーションPOS シーン 屋外・半屋外/反射防止
野外にある工事現場で使用する、ガソリンスタンド向けPOSシステムのタッチパネル。設置場所では照りつける強い日差しが課題。各ステーションのPOSデータを一元管理し、曜日や時間、地域ごとに異なる充填量をきめ細かく把握する為、現場スタッフによる手入力作業が必須。誤入力が許されない現場でのオペレーションにおいて、反射防止フィルムでは防止効果が薄く、ミスを誘発する可能性が考えられるため、偏光板フィルムを導入することで改題を克服。強い日差しのぎらつきを抑えて、コントラストの高い色再現性を確保、視認性は大幅に向上した。